業務用脱毛機の選定は、エステサロンの収益を大きく左右する重要な判断です。中でも「バイマッハ(BYE-MACH)」は、スピードと多機能性を武器にシェアを伸ばしている注目の機器です。
本記事では、バイマッハの特徴や脱毛方式、料金相場を解説します。ルネッサンスやルミクスなど他の業務用脱毛機との比較や、サロンへの導入ポイントもまとめています。
バイマッハ(BYE-MACH)とは
バイマッハ(BYE-MACH)は、レナード株式会社が製造する業務用脱毛機です。SHR方式(蓄熱式脱毛)とIPL方式(光脱毛)の2つの脱毛方式を搭載し、毛質や肌色に応じた施術が可能です。
最大の特徴は施術スピード。最速0.1秒間隔の高速連射が可能で、全身脱毛を約30分で完了できるとされています。スピード重視のサロンオーナーから支持されています。
主な機能
・SHR脱毛:低温の光を連続照射し、毛包にじわじわと熱を蓄積。痛みが少なく、産毛や日焼け肌にも対応
・IPL脱毛:メラニンに反応する高出力の光で毛根にアプローチ。太く濃い毛に効果的
・フェイシャル機能:光フェイシャル(フォトフェイシャル)によるシミ・くすみケアにも対応
・バストケア:バストアップメニューとしても活用可能
SHR脱毛とIPL脱毛の使い分け
バイマッハが搭載する2つの脱毛方式は、お客様の毛質や肌状態に合わせて切り替えて使用します。
SHR方式が適しているケース
・産毛や細い毛(背中、顔、うなじなど)
・日焼け肌・色黒肌の方
・痛みに敏感な方
・毛周期に関係なく短いスパンで通いたい方
IPL方式が適しているケース
・太く濃い毛(ワキ、VIO、男性のヒゲなど)
・しっかりとした脱毛効果を実感したい方
・少ない回数で効果を出したい方
実際の施術では、同一のお客様に対しても部位ごとにSHRとIPLを使い分けることで、全身の異なる毛質に最適なアプローチが可能です。
施術の流れ
バイマッハ導入サロンでの一般的な施術手順は以下のとおりです。
1. カウンセリング(10〜15分)
肌質・毛質を確認し、SHRとIPLのどちらを使うか、出力レベルをどの程度にするかを決定します。既往歴や服薬状況の確認も行います。
2. 施術部位のシェービング・消毒
施術前に毛を短くシェービングし、施術部位を清潔にします。
3. ジェル塗布・照射(15〜40分)
冷却ジェルを塗布し、照射を開始します。全身脱毛の場合は約30〜40分、部分脱毛は15〜20分が目安です。SHRモードでは照射ヘッドをスライドさせるように肌の上を滑らせます。
4. クーリング・保湿(5分)
施術後はジェルを拭き取り、冷却と保湿を行います。特別なアフターケアは不要で、施術直後から通常の生活が可能です。
消費者向け:バイマッハ導入サロンの施術料金
| メニュー | 料金目安 | 施術時間 |
|---|---|---|
| 全身脱毛(1回) | 15,000円〜30,000円 | 30〜60分 |
| 顔脱毛(1回) | 3,000円〜8,000円 | 15〜20分 |
| VIO脱毛(1回) | 5,000円〜12,000円 | 15〜30分 |
| 光フェイシャル(1回) | 5,000円〜10,000円 | 20〜30分 |
SHR方式は毛周期に関係なく施術できるため、2〜3週間に1回のペースで通えます。完了までの目安は12〜18回程度です。IPL方式の場合は毛周期に合わせて4〜6週間に1回のペースが推奨されます。
効果とダウンタイム
脱毛効果
・SHR方式は産毛や薄い毛にも対応可能
・IPL方式は太く濃い毛(ワキ、VIO等)に高い効果
・2つの方式を使い分けることで、全身の毛質に対応
ただし、エステの光脱毛は「抑毛・減毛」であり、永久脱毛ではありません。効果の持続には定期的なメンテナンスが必要です。
痛みとダウンタイム
SHR方式はじんわりと温かさを感じる程度で、痛みはほぼなし。ダウンタイムもありません。IPL方式は軽いゴムで弾かれたような感覚がありますが、冷却機能により軽減されています。
施術後に注意すべき点は以下のとおりです。
・施術後24時間は激しい運動、飲酒、入浴(シャワーは可)を控える
・施術部位への日焼けを避ける(日焼け止め必須)
・施術後1週間は毛抜きやワックスでの自己処理を控える(シェーバーはOK)
他の業務用脱毛機との比較
| 機器名 | メーカー | 脱毛方式 | 特徴 | 導入費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| バイマッハ | レナード | SHR+IPL | 高速連射、多機能 | 300万〜450万円 |
| ルネッサンス | フ.リー | SHR+IPL | 高品質・安定性重視、充実のサポート | 200万〜400万円 |
| ルミクスA9 | エストラボ | SHR | 大手チェーン採用の実績 | 350万〜500万円 |
| CLEAR/SP-ef | エクレーヌ | SHR | コンパクト設計 | 200万〜350万円 |
バイマッハの強みは施術スピードと多機能性(脱毛+フェイシャル+バストケア)です。一方で、脱毛機選びはスペックだけでなく、アフターサポート(故障時の対応速度、代替機の貸出、技術研修の充実度)も重要な判断材料です。
たとえばルネッサンスは、SHR+IPL搭載に加えてメーカー直営の手厚いサポート体制が特徴で、故障時の代替機貸出やスタッフへの技術研修が充実しています。初めて脱毛機を導入するサロンにとっては、サポート面の安心感は見逃せないポイントです。
サロン経営者向け:脱毛機選びのポイント
脱毛メニューはサロンの売上の柱となる主力メニューです。機器選定では以下のポイントを確認しましょう。
チェックすべき項目
・脱毛方式:SHRとIPLの両方を搭載しているか(毛質対応の幅)
・施術スピード:回転率に直結するため、1回の全身施術にかかる時間を確認
・冷却性能:連続照射時のヘッド温度管理が施術品質に影響
・ランニングコスト:ランプの交換費用と寿命
・故障時の対応:保証期間、修理対応の速さ、代替機貸出の有無
・導入研修:スタッフへの技術研修の内容と期間
導入コストと回収シミュレーション
業務用脱毛機の価格帯は200万〜500万円が一般的です。リース・レンタルプランを用意しているメーカーも多く、月額5万〜15万円程度で導入できるケースもあります。
投資回収の目安
全身脱毛1回あたり20,000円で月に40名施術した場合、月の施術売上は80万円です。消耗品費やスタッフ人件費を差し引いた粗利率が50%として月40万円。300万円の機器であれば約8ヶ月で投資回収が可能な計算です。
脱毛機の導入や比較検討でお悩みの方は、業務用エステ機器の選び方ガイドもあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
バイマッハの脱毛は痛いですか?
SHR方式はじんわりと温かさを感じる程度で、痛みはほとんどありません。IPL方式は軽くゴムで弾かれたような感覚がありますが、バイマッハは冷却機能を搭載しているため、従来のIPL脱毛より痛みが軽減されています。VIOなど皮膚の薄い部位は多少の刺激を感じる場合がありますが、出力の調整で対応可能です。
バイマッハでの脱毛完了までに何回通えばいいですか?
一般的な目安は12〜18回程度です。SHR方式は毛周期に関係なく2〜3週間に1回のペースで通えるため、IPL脱毛(4〜6週間に1回)より短期間で完了する傾向があります。個人差がありますが、6回程度で毛量の減少を実感する方が多いです。
バイマッハは男性の脱毛(メンズ脱毛)にも対応していますか?
対応しています。男性のヒゲや体毛は太く濃いため、IPL方式での施術が効果的です。ヒゲ脱毛は他の部位より回数が必要で、15〜25回程度が目安とされています。メンズ脱毛メニューを展開するサロンにとっても、SHRとIPLの2方式を使い分けられるバイマッハは有力な選択肢です。
バイマッハと医療脱毛の違いは何ですか?
バイマッハはエステ用の光脱毛機であり、「抑毛・減毛」効果を提供します。医療脱毛(レーザー脱毛)は医療機関のみで行える施術で、より高い出力で毛根の組織を破壊し「永久脱毛」が可能です。バイマッハの方が痛みが少なく、1回あたりの料金も低い傾向にありますが、永久的な脱毛を求める場合は医療脱毛が適しています。
ランプの交換頻度とコストはどのくらいですか?
バイマッハのランプ寿命は照射回数で管理されます。一般的に数十万発〜100万発程度で交換が必要とされ、交換費用は10万〜30万円程度です。サロンの施術件数によりますが、月40名の全身脱毛で概ね1〜2年に1回の交換が目安です。ランニングコストは1ショットあたり0.1〜0.5円程度とされています。
まとめ
バイマッハは、SHRとIPLの2方式を搭載した高速・多機能な業務用脱毛機です。施術スピードの速さと、脱毛以外のメニュー(フェイシャル・バストケア)にも対応できる汎用性が特徴です。
脱毛機選びはサロン経営に大きく影響する判断です。スペックだけでなく、アフターサポートやランニングコストも含めて、複数の機器を比較検討されることをおすすめします。
