毎日の食卓に欠かせないご飯を、より美味しく炊き上げるために重要な炊飯器選び。2025年現在、象印・タイガー・パナソニックが継続して人気を博しており、各メーカーが独自の技術で凌ぎを削っています。
2025年に注目したいのは備蓄米でも美味しく炊ける「3〜5万円以下の炊飯器」です。これは5万円以上の高級炊飯器が激しく競争していたため、美味しく炊く技術やノウハウが2025年になって5万円以下クラスの炊飯器にも適用され始めたと推測できるからです。
本記事では、実在する商品のスペックと口コミを元に、2025年最新の炊飯器ランキングをお届けします。
炊飯器の種類と選び方のポイント
加熱方式による違い
炊飯器は加熱方式によって大きく3つに分類されます。
圧力IH炊飯器は各社がミドルクラス〜ハイエンドを投入するラインで、圧力によって炊飯器内の温度が高まるので、芯からしっかり米が炊き上がり、旨みや甘みが出ます。最も美味しく炊けるタイプですが、価格は高めになります。
IH炊飯器は電磁力で釜自体を発熱させる炊飯方式を採用した炊飯器のこと。内釜全体に均一に熱が伝わるため、炊きムラが軽減できます。価格と美味しさのバランスが良く、最も人気のタイプです。
マイコン式は底部分のヒーターで釜を温める炊飯方式を採用した炊飯器のことです。IH式や圧力IH式に比べて安いところがメリットですが、炊きムラが出る可能性があります。
容量の選び方
一人暮らしなら1~3.5合の小型炊飯器のなかから選びましょう。3~5人家族なら5合まで炊ける炊飯器を選ぶのがベターです。6人以上の家族なら一升炊きが適しています。
【2025年最新】炊飯器おすすめ人気ランキング TOP10
第1位:象印 炎舞炊き NW-FC10
価格.com売れ筋ランキング:3位、満足度レビュー:4.54点(20人)、最安価格(税込):81,300円
おすすめポイント
- 「3DローテーションIH構造」で米を舞い上げる「炎舞炊き」採用の圧力IH炊飯ジャー(5.5合)
- 121通りの炊き方から好みの食感に応える「わが家炊き」を搭載
- 縦横無尽にお米を舞い上げ、大粒でふっくら甘みのあるごはんに炊き上げる「3DローテーションIH」
- はずせる内ぶたと内釜を洗うだけでお手入れ簡単
象印の最上位モデルで、独自の6つのコイル(2つのコイルが対角線上に3セット)あり、縦横無尽にお米を舞い上げて炊きます。2024年6月に発売された最新モデルで、象印炊飯器の購入に悩むなら本器を買えば間違いありません。
第2位:象印 炎舞炊き NW-NA10
価格.com売れ筋ランキング:1位、満足度レビュー:4.45点(21人)、最安価格(税込):62,159円
おすすめポイント
- 発熱効率を高めた「鉄―くろがね仕込み―豪炎かまど釜」や「炎舞炊き」採用の圧力IH炊飯ジャー(5.5合)
- 上位モデルNW-FC10より約2万円安い
- 基本的な炊飯性能は十分
- コストパフォーマンスに優れる
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第3位:タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JRX-S100
約300度の圧倒的大火力と土鍋ならではのやさしい泡で噛みしめるたび、甘さ感じる一粒に
おすすめポイント
- タイガー史上最高温度である約300℃まで炊飯時の温度を高めることに成功
- 土鍋の大火力と泡立ちにより、深い甘みと弾けるような粒立ちを実現
- 匠火センサーを使ったより繊細な炊飯
- 本土鍋使用で高い遠赤効果
「土鍋ご泡火炊き JRX-T100」が総合グランプリおよび炊飯器部門・金賞に輝きました。最新のJRX-S100は2025年6月下旬発売予定で、タイガー魔法瓶101年目の本気を感じられるモデルです。
第4位:タイガー魔法瓶 土鍋ご泡火炊き JRX-G100
価格.com売れ筋ランキング:11位、満足度レビュー:4.71点(22人)、最安価格(税込):84,000円
おすすめポイント
- 遠赤効果で一粒ひと粒をじっくり加熱。甘くて弾力のある、ご泡火炊きのごはん
- 甘み成分が約8.5%、粒感(弾力性)が約5%アップ
- お茶碗一膳から極める、一合料亭炊き
- スマホ連携機能搭載
スマホ連携できるのは旧型JRX-G100だけなので、機能を考えてこちらを選ぶのも良さそうです。型落ちといっても最上位のフラグシップモデルなので、十分美味しく炊けるのは間違いありません。
第5位:パナソニック ビストロ SR-V10BB
最高峰モデル ビストロ 匠技AI 加圧熱風ポンプ搭載
おすすめポイント
- 約9,600通りの炊飯プログラムから、ご家庭のお米に合わせた最適な炊き方に自動調整
- 当社独自の炊飯技術「加圧追い炊きポンプ」で最後まで高温をキープし、粒感のあるごはんに
- 具材たっぷり炊込みごはんが可能。今までの2倍(150g/合)の具材量で、色々な炊込みごはんが楽しめる
- AI技術による自動最適化
お米の鮮度は、日々変化するもの。大切なのはお米の状態に合わせて炊くこと。ビストロは考えます。匠のようにAIでお米の状態を見極めて、最適な炊き方を選択してくれるパナソニックの最高峰モデルです。
第6位:パナソニック おどり炊き SR-W10BB
おすすめポイント
- 大火力IH式×可変圧力式の2つの炊き技を掛け合わせた「Wおどり炊き」
- 高圧状態から一気に減圧することで、爆発的な沸騰力を実現し、一粒一粒にしっかり熱を伝えます
- 「ダイヤモンド竈釜」には遠赤ダイヤモンドハードコートが施され、底面には3列のディンプル加工が施されています
- 13種類の豊富な炊飯メニュー
「おどり炊き」とは、火力や圧力などを変化させながら炊くことで釜の中で対流を変化させ、まさにお米が”おどる”ように炊き上げる技術です。
第7位:タイガー魔法瓶 IHジャー炊飯器炊きたて JPW-X100
炊飯器のおすすめランキングでやわらか部門のベストバイに選ばれたのは、A+評価のタイガー魔法瓶(TIGER)「IHジャー炊飯器炊きたて JPW-X100」です
おすすめポイント
- 芯残りもなく、もっちりとしていて食感はバツグン
- 「通常炊飯」「冷凍ご飯」「保温」の3項目で花丸、「早炊き」も◎でほぼ満点に近い評価
- コストパフォーマンスに優れたIH式
- やわらかい食感がお好みの方に最適
第8位:日立 沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-V100HM
ミドルクラスの日立「沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-V100HM」は最安価格で3万円を切り
おすすめポイント
- 3万円を切る価格でコスパ優秀
- 鉄釜による優れた熱伝導
- 日立独自の炊飯技術
- ミドルクラスながら高い満足度
第9位:三菱電機 本炭釜 紬 NJ-BW10G
三菱電機の最上位モデル「本炭釜 紬 NJ-BW10G」は6万円前半まで下がっており、いまなら発売当初のほぼ半額程度で買えます
おすすめポイント
- 本炭釜による優れた熱伝導と蓄熱性
- 三菱電機の最上位モデル
- 価格が大幅に下がってお買い得
- 独自の炭素材料使用
第10位:象印 豪熱沸とうIH NP-HK10
強火で炊き続ける「豪熱沸とうIH」採用のIH炊飯ジャー(3合)。沸とう後も火を引かずにIHの高火力で炊き続け、芯までふっくらしたごはんが炊ける
おすすめポイント
- 3合炊きで一人暮らしに最適
- 「熟成炊き(白米)」でごはんの甘みがさらにアップする
- 30時間おいしく保温できる「うるつや保温」「高め保温」を選べる
- 発酵から焼き上げまで手作りパンが楽しめる「パン(発酵・焼き)」メニュー付き
価格帯別おすすめ炊飯器
高級炊飯器(10万円以上)
最高の美味しさを求める方には、象印 炎舞炊き NW-FC10やタイガー土鍋ご泡火炊き JRX-S100がおすすめです。各メーカーの最新技術が詰め込まれた最上位モデルで、料亭レベルの美味しいご飯を毎日楽しめます。
中級炊飯器(5〜10万円)
この価格帯では象印 炎舞炊き NW-NA10、タイガー土鍋ご泡火炊き JRX-G100、パナソニック ビストロ SR-V10BBがおすすめです。高級炊飯器に匹敵する美味しさを、より手頃な価格で楽しめます。
エントリー炊飯器(3〜5万円)
最近では、1万5千円~2万円代の炊飯器でも、各メーカーは品質にこだわり、美味しいご飯を炊くことができる機種が登場しています。日立 沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-V100HMなどが代表例です。
メーカー別特徴
象印(ZOJIRUSHI)
象印の代表的な炊飯器といえば「炎舞炊き」シリーズ。従来は1つだった底部分のヒーターを複数に分割して搭載し、多方向からの対流を起こす技術を採用しています。
タイガー魔法瓶(TIGER)
タイガーは「土鍋ご泡火炊き」シリーズが人気。激しい対流でも土鍋ならではの細かな泡がお米を守ることで、旨味成分であるデンプンを閉じ込める技術を採用している。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは「おどり炊き」と「ビストロ」シリーズで、AI技術を活用した炊飯制御が特徴です。約9,600通りの炊飯プログラムから最適な炊き方を自動選択します。
用途別おすすめ炊飯器
一人暮らし・少量炊きなら
象印 豪熱沸とうIH NP-HK10(3合炊き)がおすすめです。コンパクトながら高機能で、パン作り機能まで搭載しています。
ファミリー向けなら
5.5合炊きの象印 炎舞炊き NW-NA10やパナソニック ビストロ SR-V10BBがおすすめです。家族全員分のご飯を美味しく炊けます。
大家族なら
1升炊きモデルを選びましょう。一升炊きはお茶碗20~24杯分で、だいたい6人家族全員の1日分のご飯が炊ける量です。
炊飯器の選び方のコツ
加熱方式で選ぶ
おいしさよりも価格の安さを重視するなら、マイコン式を選択しましょう。価格とおいしさどちらも譲れないなら、IH式を選びましょう。最高の美味しさなら圧力IH式一択です。
内釜の素材で選ぶ
土鍋、鉄釜、炭釜など、各メーカーが内釜の素材にこだわっています。各社が一番美味しい炊き方といわれる「かまどで炊くご飯」をどこまで再現できるかということをポイントに開発されています。
お手入れのしやすさで選ぶ
使用後の手入れ部品はそのまま丸洗い可能な「ワンタッチふた加熱板」と「内釜」の2点だけの機種もあり、日々のメンテナンスの負担を軽減できます。
購入前のチェックポイント
チェック項目 | 内容 |
---|---|
家族人数 | 一人暮らし:3合炊き、3-5人家族:5.5合炊き、6人以上:1升炊き |
設置スペース | 炊飯器本体サイズと蒸気口の位置を確認 |
予算 | エントリー:3-5万円、ミドル:5-10万円、ハイエンド:10万円以上 |
機能 | 銘柄炊き分け、保温機能、調理機能の有無 |
お手入れ | 洗浄する部品数、食洗機対応の有無 |
まとめ
2025年の炊飯器市場は、5万円以上の高級炊飯器が激しく競争していたため、美味しく炊く技術やノウハウが2025年になって5万円以下クラスの炊飯器にも適用され始めたことで、全体的にレベルが向上しています。
最高の美味しさを求めるなら:象印 炎舞炊き NW-FC10、タイガー土鍋ご泡火炊き JRX-S100
コストパフォーマンス重視なら:象印 炎舞炊き NW-NA10、タイガー土鍋ご泡火炊き JRX-G100
AI技術に興味があるなら:パナソニック ビストロ SR-V10BB
一人暮らしなら:象印 豪熱沸とうIH NP-HK10
ご自身のライフスタイルと予算に合った炊飯器を選んで、毎日の食事をより豊かにしましょう。どの炊飯器を選んでも、お米の保存方法や水の質、炊き方の設定によって美味しさは大きく変わります。せっかくの高性能炊飯器を活用して、最高のご飯を楽しんでください。