毎食の納豆、実は危険!? 知らずに続けると損するNG食べ方の真実

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納豆はリーズナブルで手軽に手に入り、健康と美容に良い栄養素が豊富な発酵食品として人気です。しかし、健康増進を意識しすぎて「毎食納豆を3パック以上食べる」といった極端な食べ方をしてはいませんか?
実は納豆の過剰摂取は健康リスクを伴うことがあります。適量を守らずに続けると、体調不良やホルモンバランスの乱れを起こす可能性があるため注意が必要です。

納豆の成分と1日の適切な摂取量

納豆1パック(約50g)に含まれる主な栄養素は以下の通りです。

成分 含有量(1パックあたり) 特徴
イソフラボン 約35mg 女性ホルモンに似た働きを持ち、更年期症状の緩和などに期待
ナットウキナーゼ 有効成分として含む 血液をサラサラにする酵素
良質な植物性たんぱく質 約8g 筋肉や代謝の維持に役立つ
食物繊維 約3g 腸内環境の改善に貢献

厚生労働省や健康研究では、イソフラボンの1日推奨摂取量は70~75mgと言われています。納豆を3パック以上食べるとイソフラボンを100mg以上摂取する計算となり、過剰摂取にあたります。イソフラボンの取りすぎは女性ホルモンに影響し、乳がんや子宮がんなど女性特有の疾患リスクを高める懸念があります。

納豆の過剰摂取が腸内環境に与える影響

納豆菌は非常に活発な善玉菌ですが、過剰に納豆を食べることで腸内の菌バランスが乱れる恐れがあります。バランスの崩れは腹痛、便秘や下痢といった腸トラブルを引き起こすことがあるため、腸内環境を良い状態に保つためにも適度な量が重要です。

納豆のNGな食べ方とは?知らずにやりがちな注意点

1. 過剰加熱してしまう

納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は血液をサラサラにする効果が期待できる酵素ですが、50度以上で加熱すると徐々に活性が失われてしまいます。よって、味噌汁などに入れる場合は沸騰後の鍋に火を止めて余熱でさっと和えるようにし、オムレツなども最後に加えるなど、加熱を最小限に抑えた調理がおすすめです。

2. タレやからしを入れてから混ぜる

納豆の「糸」を引く粘り成分はポリグルタミン酸という旨味の源です。タレ(塩分)を入れてから混ぜると粘りが阻害されてしまい旨味を感じにくくなってしまうため、まずは納豆を空気を含ませるようにしっかりと混ぜてからタレを加える食べ方がベストです。

求める効果別!納豆を食べるタイミングとおすすめの食べ方

納豆を食べる最適なタイミングは、得たい効果によって異なります。

朝食時の納豆

朝食で納豆を食べると、良質なたんぱく質による代謝アップ効果が期待でき、1日を活力に満ちて過ごせます。また、納豆に含まれる食物繊維が腸の動きを促進し、便通改善につながります。朝の排便習慣を整えたい方には特におすすめです。

夜食での納豆

ナットウキナーゼの血液サラサラ効果は約7~8時間持続すると言われているため、就寝前に納豆を食べると夜間から早朝にかけて血栓ができるリスクを軽減できます。生活習慣病予防や血流改善を目指す方には夜の摂取が適しています。

まとめ:適切な量と食べ方で納豆の健康効果を最大化しよう

納豆は身体に良い栄養が詰まったスーパー発酵食品ですが、1日3パック以上の過剰摂取はイソフラボンの取りすぎや腸内環境の乱れを招く恐れがありNGです。1日の目安は2パック程度までに抑え、加熱しすぎず、タレを入れる前にしっかり混ぜることで旨味も引き出しましょう。
また、朝は代謝アップ・腸活に、夜は血液サラサラ効果に最適と効果的な食べ方も覚えておくと便利です。日常生活に無理なく取り入れて、自分に合ったペースで納豆の健康パワーを取り入れましょう。
納豆の良さを活かしつつ、体調に気をつけて賢く食生活に取り入れることが、豊かな健康生活への第一歩です。

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