キャビテーションエステとは?効果・仕組み・料金相場を徹底解説
「切らない脂肪吸引」とも呼ばれるキャビテーションは、超音波を利用して脂肪細胞そのものを破壊する痩身技術です。エステサロンで受けられる施術のなかでも即効性と安全性のバランスに優れ、近年ますます人気が高まっています。
本記事では、キャビテーションの仕組みから効果、料金相場、他の痩身技術との違い、サロン経営者向けの機器選定ポイントまで、最新の情報をもとに徹底解説します。
キャビテーションとは?超音波で脂肪を分解する仕組み
キャビテーション(Cavitation)とは、もともと液体中に気泡が発生する物理現象を指す言葉です。エステにおけるキャビテーションでは、25kHz〜40kHz帯の超音波を体外から照射し、脂肪細胞内に微小な気泡(キャビテーション気泡)を発生させます。
脂肪分解のメカニズム
キャビテーションによる痩身は、以下のステップで進行します。
- 超音波照射:専用ヘッドから超音波を皮下脂肪層に向けて照射
- 気泡の生成:超音波の圧力変動により脂肪細胞内に微細な気泡が発生
- 気泡の崩壊:気泡が急速に膨張・収縮を繰り返し、崩壊時に衝撃波を放出
- 脂肪細胞膜の破壊:衝撃波により脂肪細胞の細胞膜が損傷し、中性脂肪が細胞外へ流出
- 体外への排出:流出した脂肪は血液・リンパ液を通じて肝臓で代謝され、体外に排出される
この仕組みにより、キャビテーションは脂肪細胞の「数」そのものを減少させることができます。食事制限やエクササイズでは脂肪細胞の「サイズ」が小さくなるだけですが、キャビテーションでは細胞自体がなくなるため、リバウンドしにくいとされています。
安全性について
キャビテーションは非侵襲(メスや注射を使わない)の施術であり、ダウンタイムはほぼありません。施術直後から通常の日常生活が可能です。ただし、以下の方には施術を推奨しないのが一般的です。
- 妊娠中・授乳中の方
- 肝臓疾患のある方(脂肪代謝に肝臓を使用するため)
- ペースメーカー装着者
- 施術部位に金属インプラントがある方
キャビテーションエステの効果と適応部位
期待できる効果
キャビテーションの主な効果は以下の通りです。
- 部分痩せ:お腹・太もも・二の腕・背中など、気になる部位をピンポイントでケア
- セルライトの改善:脂肪細胞の破壊と同時にセルライトの凹凸も目立たなくなる
- サイズダウン:1回の施術でウエスト−1〜3cm程度のサイズダウンを実感するケースも
- 肌の引き締め:ラジオ波やEMSと組み合わせることで、脂肪減少後の皮膚たるみにも対応
効果を実感しやすい部位
| 部位 | 効果の出やすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| お腹周り | ★★★★★ | 皮下脂肪が厚く、最も効果を実感しやすい |
| 太もも(外側・内側) | ★★★★☆ | セルライト改善にも効果的 |
| 二の腕 | ★★★★☆ | 小範囲のため短時間で施術可能 |
| 背中・腰回り | ★★★☆☆ | 自分では落としにくい部位に有効 |
| ふくらはぎ | ★★☆☆☆ | 脂肪層が薄いため効果はやや限定的 |
キャビテーションの施術の流れと回数・頻度
一般的な施術の流れ
- カウンセリング(10〜15分):体の状態確認、施術部位の決定
- ボディチェック(5分):採寸、写真撮影(Before)
- キャビテーション照射(20〜40分):専用ジェルを塗布し、超音波ヘッドで照射
- ラジオ波・EMS等の複合施術(15〜30分):分解した脂肪の排出促進・引き締め
- リンパドレナージュ(10〜15分):手技またはマシンで排出をサポート
- アフターチェック(5分):採寸(After)、ホームケアアドバイス
推奨回数と頻度
キャビテーションの効果を最大化するには、週1〜2回のペースで8〜12回の施術が推奨されています。脂肪が肝臓で代謝される時間を考慮し、最低でも3日以上の間隔を空けるのが一般的です。
また、施術後72時間は脂肪の代謝が活発になるため、この期間に水分を多く摂取し、軽い有酸素運動を行うことで効果が高まります。
キャビテーションの料金相場
キャビテーションの料金はサロンや施術部位によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。
| コース内容 | 1回あたりの料金相場 |
|---|---|
| キャビテーション単体(1部位) | 5,000〜15,000円 |
| キャビテーション+ラジオ波+EMS(1部位) | 10,000〜25,000円 |
| 全身コース(複数部位) | 15,000〜40,000円 |
| 回数券(8〜12回コース) | 1回あたり20〜30%割引が一般的 |
キャビテーションと他の痩身技術の比較
エステサロンで提供される主な痩身技術との違いを比較します。
| 技術 | 原理 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| キャビテーション | 超音波で脂肪細胞を破壊 | 即効性が高い、リバウンドしにくい | 肝臓への負担に注意 |
| ラジオ波(RF) | 高周波で脂肪を温めて代謝促進 | 引き締め効果も高い、温かくて心地よい | 単体での脂肪破壊力はキャビテーションに劣る |
| ハイフ(HIFU) | 高密度焦点式超音波で深部にアプローチ | リフトアップ効果が高い | 痛みを感じやすい場合がある |
| EMS | 電気刺激で筋肉を収縮 | 筋肉増強・基礎代謝向上 | 脂肪細胞への直接的アプローチではない |
| 脂肪冷却 | 冷却で脂肪細胞を破壊 | リバウンドしにくい、1回で効果を実感 | 効果の実感に2〜3ヶ月かかる |
| レモンボトル | 美容液で脂肪を溶解 | ダウンタイムが短い | 複数回の施術が必要 |
| 脂肪溶解注射 | 薬剤で脂肪細胞を溶解 | ピンポイントに対応可能 | 注射による痛み・腫れが生じることも |
現在のエステサロンでは、キャビテーション単体ではなく、ラジオ波やEMS、吸引といった複数技術を1台に搭載した複合機を使用するのが主流です。たとえばセルライトゼロ2は、キャビテーション・ラジオ波・吸引・EMS・LEDの5つの機能を1台に搭載しており、施術の幅を大きく広げることができます。
サロン経営者向け:キャビテーション機器選びのポイント
キャビテーション機器をサロンに導入する際に確認すべきポイントを解説します。
1. 出力周波数と出力レベル
キャビテーションの効果は超音波の周波数に大きく左右されます。25kHz〜40kHz帯が一般的で、低い周波数ほど脂肪層の深部まで到達しますが、骨伝導による不快な音(キーンという音)が生じやすくなります。最新の機器では、周波数の最適化により不快感を抑えつつ高い効果を実現しています。
2. 複合機能の有無
前述の通り、キャビテーション単体よりもラジオ波やEMSとの複合施術で効果が飛躍的に高まります。1台で複数の施術が可能な複合機は、省スペース・コスト効率の面でも優れています。
エステ機器の選び方について詳しくは「業務用エステ機器の選び方完全ガイド」も参考にしてください。
3. メーカーサポートと保証
機器トラブルは直接的な売上損失につながるため、メーカー保証の期間と内容、修理対応のスピードは重要な選定基準です。国内メーカー・国内設計の製品は、海外製と比較してサポート体制が充実している傾向があります。
4. ランニングコスト
ヘッド(プローブ)の耐久性、専用ジェルの価格、消費電力なども長期的なコストに影響します。導入前にランニングコストを試算し、メニュー価格設定に反映しましょう。
業務用キャビテーションマシンの価格帯と選び方
キャビテーションマシンは大きく「単機能タイプ」と「複合機タイプ」に分かれます。現在のサロン現場では、複数の痩身技術を1台にまとめた複合機が主流です。
タイプ別の特徴と価格帯
| タイプ | 価格帯 | 搭載機能 | 向いているサロン |
|---|---|---|---|
| キャビテーション単機能 | 30万〜80万円 | キャビテーションのみ | 既にラジオ波やEMS機器を保有しているサロン |
| 複合機(2〜3機能) | 100万〜200万円 | キャビテーション+ラジオ波+EMS等 | 痩身メニューをこれから始めるサロン |
| 複合機(4機能以上) | 200万〜350万円 | キャビテーション+ラジオ波+吸引+EMS+LED等 | 痩身を主力メニューにしたいサロン |
単機能機は低コストで導入できますが、実際の施術ではラジオ波やEMSとの組み合わせが不可欠なため、複数台を揃えるとトータルコストが複合機より高くなるケースもあります。
マシン選びで確認すべきスペック
- 周波数帯:25kHz(深部脂肪向け)〜40kHz(浅部脂肪向け)。低い周波数ほど深くまで届くが、骨伝導音が出やすい
- 同時出力機能:キャビテーションとラジオ波を同時に出力できる機種は、施術時間を大幅に短縮できる
- プローブの種類:ボディ用(大型)・フェイス用(小型)のサイズ違いが揃っているか
- ランニングコスト:プローブの寿命・交換費用、専用ジェルの価格、消費電力を事前に試算する
- 保証・サポート:メーカー保証の期間、故障時の修理対応スピード、代替機の貸出有無
投資回収シミュレーション
複合機を250万円で導入し、キャビテーション+ラジオ波+EMSのコースを1部位15,000円で提供した場合の目安です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1回の施術売上 | 15,000円 |
| 1日の施術件数(目安) | 3〜4件 |
| 月間施術件数(22日稼働) | 66〜88件 |
| 月間売上 | 約100万〜130万円 |
| 粗利率(人件費・消耗品除く) | 約60〜70% |
| 投資回収目安 | 4〜8ヶ月 |
キャビテーションは「結果がわかりやすい」施術のため、体験メニューからのコース契約率が高い傾向にあります。初回体験を5,000〜8,000円に設定し、8回コースへのアップセルを組み合わせることで、安定した売上につながります。
キャビテーションに関するよくある質問
Q. キャビテーションは痛みがありますか?
基本的に痛みはほとんどありません。施術中に骨伝導による「キーン」という音が聞こえることがありますが、最新の機器では軽減されています。温かさを感じる程度で、リラックスして受けられる方がほとんどです。
Q. 1回でも効果はありますか?
個人差はありますが、1回の施術でもサイズダウンを実感できるケースは多くあります。ただし、理想の体型に近づけるには8〜12回の継続施術が推奨されます。
Q. キャビテーション後に注意することは?
施術後72時間は脂肪の代謝が活発になっています。水分を多めに摂取する(1日2リットル目安)こと、アルコールを控えること、軽い有酸素運動を行うことで効果が高まります。逆に暴飲暴食は代謝を妨げるので控えましょう。
Q. 医療用と美容用(エステ用)の違いは?
医療用キャビテーションは出力が高く、医師の管理下で行われます。エステ用は出力が穏やかに設定されており、痛みやリスクが低い反面、複数回の施術が必要になります。安全性を重視する方にはエステでのキャビテーションが適しています。
まとめ:キャビテーションは安全性と効果を両立する痩身メソッド
キャビテーションは、超音波による非侵襲的な脂肪分解技術として、安全性・即効性・リバウンドしにくさの三拍子が揃った痩身メソッドです。ラジオ波やEMSなどの技術と組み合わせることで、さらに高い効果を発揮します。
サロン経営者の方には、キャビテーション搭載の複合機の導入をおすすめします。セルライトゼロ2をはじめとする最新の業務用痩身機器は、1台で多彩なメニュー展開が可能です。
機器導入のご相談や詳しい製品情報は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。
