この記事の監修
株式会社フ.リー|美容・健康プロダクト開発 / AI集客支援
当社は、エステサロンや美容クリニック向けに業務用美容機器の提供や集客支援を行っています。サロン経営・施術メニュー構築のノウハウを基に、経営者の方々に役立つ決済システムの選び方をお届けします。
エステサロンを経営する上で、クレジットカード決済の導入は今や必須となっています。特にJCBカードは日本国内で高いシェアを持ち、お客様の利便性を考えると対応は欠かせません。しかし、加盟店手数料の負担は経営に直結する重要な問題です。この記事では、JCBカードの手数料の仕組みから他社比較、そしてエステサロン経営者が知っておくべき注意点まで詳しく解説します。
JCBカード加盟店手数料の基本
JCB直接契約の場合の手数料率
JCBと直接契約する場合の加盟店手数料は、業種や販売形態に関わらず一律3.25%が基本となっています。
ただし、中小企業向けの「JCB Linkプラン」を利用すると、条件を満たす場合に手数料率2.48%が適用されます。これは経済産業省のキャッシュレス推進施策に対応したプランで、中小事業者にとっては魅力的な選択肢です。
【重要】2026年の変更点
JCB Linkプランを利用している事業者は注意が必要です。
2026年3月31日(火)までにJCB Linkの登録が確認できない場合、原則としてプランが解約となり、加盟店手数料率は4.00%に引き上げられます。現在JCB Linkを利用している方は、登録状況を必ず確認しておきましょう。
決済代行サービス経由の手数料比較
エステサロンがクレジットカード決済を導入する方法として、カード会社との直接契約のほかに「決済代行サービス」を利用する方法があります。決済代行サービスは、複数のカードブランドを一括で導入でき、審査や手続きも簡略化されるメリットがあります。
Square(スクエア)
| カードブランド | 決済手数料 |
|---|---|
| Visa / Mastercard | 2.50% |
| JCB / American Express / Diners Club / Discover | 2.50% |
2025年1月16日から、JCBなどの決済手数料が引き下げられました。以前は3.25%だったJCB手数料が2.50%となり、エステサロンにとってより使いやすくなっています。
Squareの特徴:
- 初期費用・月額費用なし(決済端末代のみ)
- 入金サイクルが早い(最短翌営業日)
- 審査が比較的早く、導入しやすい
- エステサロンも対象業種
Airペイ
| カードブランド | 決済手数料 |
|---|---|
| Visa / Mastercard | 3.24% |
| JCB / American Express / Diners Club / Discover | 3.24% |
Airペイの特徴:
- iPadまたはiPhoneがあれば導入可能
- クレジットカード以外にQR決済、電子マネーも対応
- リクルートグループのサービスで安心感がある
stera pack(ステラパック)
| カードブランド | 決済手数料 |
|---|---|
| Visa / Mastercard | 1.98% |
| JCB / American Express / Diners Club / Discover | 2.48% |
⚠️ エステサロン経営者への重要な注意点
stera packの「スモールビジネスプラン」は、中小企業庁の定義に沿った中小企業を対象としていますが、一部の業種は対象外となっています。
対象外業種:
- エステ
- ネイルサロン
- リラクゼーションサロン
- 整体院
- 美容医療
- 治療院 など
エステサロンの場合、stera packの低手数料プランは利用できない可能性が高いため、Square(2.50%)がJCB決済では最もお得な選択肢となります。
JCBカード手数料の他社比較まとめ
| 決済サービス | JCB手数料 | エステ対応 | 備考 |
|---|---|---|---|
| JCB直接契約 | 3.25% | ○ | JCB Link適用で2.48% |
| Square | 2.50% | ○ | エステにおすすめ |
| Airペイ | 3.24% | ○ | 多機能で導入しやすい |
| stera pack | 2.48% | △ | 低手数料プランは対象外 |
エステサロンがJCBカード決済を導入するメリット
1. 客単価の向上
クレジットカード決済を導入することで、お客様は手持ちの現金を気にせず施術を受けられます。特に高額な痩身コースやフェイシャルのセットメニューなど、まとまった金額の施術では「カードで払えるなら」と追加メニューを申し込むケースも増えます。
2. JCBユーザーの取りこぼし防止
JCBは日本発の国際カードブランドとして、国内で約1億枚以上のカードが発行されています。JCBに対応していないことで、来店を見送るお客様もいます。VisaやMastercardだけでなくJCBにも対応することで、機会損失を防げます。
3. 現金管理の手間削減
現金のみの運営では、毎日の精算、両替、銀行への入金など管理の手間がかかります。カード決済を導入することで、売上が自動的に口座に入金され、会計業務が大幅に効率化されます。
JCBカード導入時の注意点
手数料負担のシミュレーションを行う
月間のカード売上が100万円の場合、手数料率の違いは以下のようになります。
| 手数料率 | 月間手数料 | 年間手数料 |
|---|---|---|
| 3.25% | 32,500円 | 390,000円 |
| 2.50% | 25,000円 | 300,000円 |
| 差額 | 7,500円 | 90,000円 |
手数料率が0.75%違うだけで、年間9万円もの差が生まれます。複数の決済サービスを比較検討することが重要です。
入金サイクルを確認する
決済サービスによって、売上が口座に入金されるタイミングが異なります。資金繰りを考慮して、入金サイクルの早いサービスを選ぶことも重要なポイントです。
- Square:最短翌営業日(三井住友銀行・みずほ銀行の場合)
- Airペイ:月末締め翌月末払い(または月3回払い選択可)
POSレジ・予約システムとの連携
既存のPOSレジや予約管理システムと連携できる決済サービスを選ぶと、売上管理がさらに効率化されます。スマレジやAirレジなど、エステサロンでよく使われるシステムとの相性も確認しておきましょう。
まとめ:エステサロンのJCBカード導入は「Square」がおすすめ
JCBカードの加盟店手数料について、各サービスを比較してきました。
エステサロン経営者へのポイント:
- stera packの低手数料プランはエステサロンは対象外
- JCB直接契約は3.25%(JCB Link適用で2.48%)
- Square(2.50%)がエステサロンには最もお得
- 2026年3月末までにJCB Linkの登録確認を忘れずに
カード決済の手数料は、日々の売上に対してかかる「経費」です。サービス内容だけでなく手数料率も比較して、自店舗に最適な決済サービスを選びましょう。
