スマートフォンやタブレットの普及に伴い、外出先でのバッテリー切れを防ぐためのモバイルバッテリーは今や必需品となっています。しかし、種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年最新の人気モバイルバッテリーをランキング形式でご紹介します。容量、サイズ、機能性など様々な観点から厳選した商品をピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
モバイルバッテリーを選ぶ際のポイント
モバイルバッテリーを選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが大切です。
1. 容量(mAh)をチェック
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表されます。一般的に以下のように分類されます:
5,000mAh前後:スマホ約1回分の充電が可能。軽量・コンパクトで持ち運びやすい
10,000mAh前後:スマホ約2〜3回分の充電が可能。バランスの取れた容量
20,000mAh以上:スマホ4回以上、タブレットやノートPCも充電可能な大容量タイプ
ただし、表記容量と実際に使える容量には差があります。一般的に変換ロスにより、表記の70%程度が実際に使用できる目安となります。
2. 出力(W)と充電速度
出力が高いほど充電速度が速くなります。最近のモバイルバッテリーでは以下の出力が一般的です:
12W以下:標準的な充電速度
18W〜30W:急速充電に対応
45W以上:超急速充電、ノートPCにも対応
特にiPhone・Androidの最新機種は急速充電に対応しているため、18W以上の出力があると便利です。
3. 安全性(PSEマーク)を確認
安全性の面では、必ずPSEマークが付いた製品を選びましょう。PSEマークは電気用品安全法の基準をクリアした製品に表示される安全規格です。2019年2月以降、日本ではPSEマークのないモバイルバッテリーの販売は禁止されています。
PSEマークは以下の2種類があります:
丸形PSEマーク:特定電気用品以外の電気用品(モバイルバッテリーはこちら)
ひし形PSEマーク:特定電気用品(コンセント直結型など)
4. サイズと重量
容量が大きくなるほど、サイズと重量も増加します。毎日持ち歩く場合は、300g以下の軽量タイプがおすすめです。
5. ポート数と種類
複数の機器を同時に充電したい場合は、出力ポートが複数あるモデルが便利です。また、ポートの種類も重要です:
USB Type-C:最新規格で上下の区別なく挿せる。双方向充電にも対応
USB Type-A:従来の規格で広く普及している
Lightning:iPhoneに直接接続できるタイプもある
6. 便利な機能
パススルー充電:モバイルバッテリー自体を充電しながら、機器も充電できる機能
ワイヤレス充電:Qi規格に対応したスマホなら置くだけで充電できる
ディスプレイ表示:残量が%単位で表示される
ケーブル内蔵型:ケーブルが一体化していて便利
人気モバイルバッテリーランキングTOP10
それでは、2025年最新の人気モバイルバッテリーをランキング形式でご紹介します!
1位:Anker Power Bank (10000mAh 22.5W)
価格:3,490円
コスパ最強の万能モデル!モバイルバッテリーの定番ブランドAnkerの人気モデルです。10,000mAhの容量で最大出力22.5Wを実現し、iPhone・Androidスマホの急速充電に対応。液晶ディスプレイで残量が1%単位で確認でき、USB-C×2ポート、USB-A×1ポートを搭載しています。約200gと軽量なのに3台同時充電が可能で、付属のUSB-Cケーブルはストラップとしても使える便利な設計です。
容量: 10,000mAh
最大出力: 22.5W
サイズ/重量: 108×68×16mm / 約200g
ポート: USB-C×2(入出力), USB-A×1
特長: 液晶ディスプレイ搭載、3台同時充電可能
2位:UGREEN Uno 10000mAh ケーブル内蔵型モバイルバッテリー
価格:3,980円
かわいいロボットデザインが人気!可愛らしいロボットデザインと高性能を両立したモデルです。Type-Cケーブルが内蔵されているため、ケーブルを忘れる心配がありません。実容量は約6,985mAhで変換ロス率30%と効率が良く、最大28.3Wの高出力で急速充電に対応。出力ポートはType-C×2、Type-A×1の計3ポートで、3台同時充電が可能です。
容量: 10,000mAh(実容量約6,985mAh)
最大出力: 28.3W
サイズ/重量: 93×63×25mm / 約210g
ポート: USB-C×2(うち1つは内蔵ケーブル), USB-A×1
特長: ケーブル内蔵、ロボットデザイン
3位:Anker MagGo Power Bank 10000mAh Slim
価格:4,990円
MagSafe対応で便利なワイヤレス充電!iPhone 12以降に対応したMagSafe互換のワイヤレス充電機能を搭載。スマホに磁石でくっつけて充電できるため、使いながらの充電がスムーズです。スリムなデザインで厚さわずか15mm、重さ約207gと持ち運びやすいのが特徴。有線でもワイヤレスでも充電可能で、有線なら最大27.9Wの高速充電に対応しています。
容量: 10,000mAh(実容量約6,787mAh)
最大出力: 27.9W(有線)、7.5W(ワイヤレス)
サイズ/重量: 106×70×15mm / 約207g
ポート: USB-C×1(入出力), ワイヤレス充電
特長: MagSafe対応、超スリムデザイン
4位:ELECOM モバイルバッテリー 5000mAh
価格:1,749円
コンパクトで軽量な日本製の信頼モデル!日本メーカーのエレコムが手掛ける安心の国内ブランド製品です。5,000mAhのコンパクトサイズで、重さわずか約130gと超軽量。小さなバッグやポケットにも収まるサイズ感が魅力です。最大12Wの出力でスマホの標準充電に対応し、Type-CとType-Aの両方のポートを搭載。安全性にこだわった設計で、過充電防止などの6つの保護機能を搭載しています。
容量: 5,000mAh
最大出力: 12W
サイズ/重量: 90×45×20mm / 約130g
ポート: USB-C×1(入出力), USB-A×1
特長: 超軽量コンパクト、安全保護機能
5位:Anker Power Bank (20000mAh 15W)
価格:4,990円
大容量なのに持ち運びやすい!20,000mAhの大容量ながら、手のひらサイズの設計を実現したモデルです。iPhoneなら約3回以上、MacBook Airも約1回充電できる大容量バッテリーを搭載。3つのポートを搭載し、最大3台同時充電が可能です。長時間の外出や旅行、災害時の備えとしても心強い一台です。
容量: 20,000mAh
最大出力: 15W
サイズ/重量: 113×78×22mm / 約340g
ポート: USB-C×1(入出力), USB-A×2
特長: 大容量、3台同時充電可能
6位:Anker Nano Power Bank 5000mAh USB-C端子一体型
価格:3,290円
超コンパクトで持ち運び最適!わずか約102gの超軽量設計で、折りたたみ式のUSB-C端子を内蔵した革新的なモデルです。ケーブルレスで直接スマホに接続できるため、充電ケーブルを持ち歩く必要がありません。5,000mAhのコンパクトな容量ですが、急な充電切れに対応できる便利なアイテムです。最大出力22.5Wの急速充電に対応しています。
容量: 5,000mAh
最大出力: 22.5W
サイズ/重量: 86×41×25mm / 約102g
ポート: USB-C×1(内蔵端子), USB-C×1(入出力)
特長: 超軽量、USB-C端子内蔵
7位:CIO モバイルバッテリー 10000mAh
価格:3,938円
薄型軽量でコスパに優れた人気モデル!厚さ約15mmの薄型ボディに10,000mAhの大容量バッテリーを搭載。重さも約190gと軽量で持ち運びに最適です。USB-C、USB-Aの2ポートを搭載し、最大20Wの出力でiPhoneやAndroidの急速充電に対応。PD3.0、QC3.0などの急速充電規格に対応しているのが魅力です。
容量: 10,000mAh
最大出力: 20W
サイズ/重量: 100×64×15mm / 約190g
ポート: USB-C×1(入出力), USB-A×1
特長: 薄型軽量設計、急速充電対応
8位:Xiaomi 18W Power Bank 30000mAh
価格:3,980円
驚異の超大容量で長期旅行に最適!30,000mAhという圧倒的な大容量を、4,000円以下という低価格で実現したコストパフォーマンスに優れたモデルです。スマホなら5〜8回以上の充電が可能で、キャンプや長期旅行、災害時の備えとしても最適。最大出力は18Wと控えめですが、スマートフォンやイヤホンなど、複数回充電したいニーズに応えます。
容量: 30,000mAh
最大出力: 18W
サイズ/重量: 145×73×30mm / 約600g
ポート: USB-C×1(入出力), USB-A×2
特長: 超大容量、低価格
9位:Anker Power Bank Fusion 5000mAh
価格:4,490円
モバイルバッテリーとACアダプターが一体に!5,000mAhのモバイルバッテリーと30W出力のACアダプターが一体になった革新的な製品です。コンセントに差し込めば急速充電器として、外出先ではモバイルバッテリーとして使用できる2in1の便利アイテム。USB-Cケーブルも内蔵されているため、3つの機能を1つにまとめたオールインワン製品です。
容量: 5,000mAh
最大出力: 30W
サイズ/重量: 68×67×30mm / 約190g
ポート: USB-C×1(内蔵ケーブル), USB-C×1(入出力)
特長: ACアダプター一体型、ケーブル内蔵
10位:ELECOM モバイルバッテリー ソーラーチャージャー 10000mAh
価格:5,480円
ソーラー充電対応で災害時にも安心!太陽光でも充電できるソーラーパネル搭載モデルです。アウトドアや災害時などの非常用バッテリーとして重宝します。10,000mAhの容量で最大18Wの出力に対応し、カラビナフックや防塵・防滴機能も備えた耐久性の高い設計が特徴。LEDライト機能も搭載しているため、停電時にも活躍します。
容量: 10,000mAh
最大出力: 18W
サイズ/重量: 155×80×18mm / 約290g
ポート: USB-C×1(入出力), USB-A×1
特長: ソーラー充電、防塵防滴、LEDライト
用途別おすすめモバイルバッテリー
日常使い向け:Anker Power Bank (10000mAh 22.5W)
一般的な日常使いであれば、10,000mAh前後の容量が最もバランスが良いでしょう。その中でも、Ankerの「Power Bank (10000mAh 22.5W)」は、コンパクトサイズながら3ポート搭載で急速充電に対応しており、最もおすすめです。バッテリー残量を液晶ディスプレイで確認できる点も便利です。
iPhone向け:Anker MagGo Power Bank 10000mAh Slim
iPhone 12以降を使用している方には、MagSafe対応のAnker MagGoシリーズがおすすめです。背面に磁石でくっつけて充電できるため、充電しながらの操作も快適。ケーブルがなくても使えるのが魅力です。
軽量コンパクト重視:Anker Nano Power Bank 5000mAh
極力荷物を増やしたくない方には、Ankerの「Nano Power Bank 5000mAh」がおすすめです。約102gという超軽量設計で、USB-C端子が内蔵されているためケーブルレスで使用可能。小さなバッグやポケットにも収まるサイズ感が魅力です。
大容量重視:Xiaomi 18W Power Bank 30000mAh
長期の旅行やキャンプ、災害時の備えとして使用したい方には、Xiaomiの「18W Power Bank 30000mAh」がおすすめです。30,000mAhの大容量で複数回の充電が可能。価格も比較的リーズナブルなので、コストパフォーマンスに優れています。
安全性重視:ELECOM モバイルバッテリー 5000mAh
安全性を最優先する方には、日本メーカーのELECOM製品がおすすめです。過充電防止など6つの保護機能を搭載し、安心して使用できます。国内メーカーならではの信頼性の高さが魅力です。
モバイルバッテリーの安全な使い方と注意点
モバイルバッテリーは適切に使用しないと、発熱や発火などの危険が伴います。以下の注意点を守って安全に使用しましょう。
PSEマーク確認の重要性
モバイルバッテリーは2019年2月から電気用品安全法の対象となり、PSEマークの表示が義務付けられています。これは発火事故などが相次いだことを受けての規制強化です。必ずPSEマークが付いた製品を選びましょう。
使用上の注意点
高温環境を避ける:直射日光の当たる場所や車内など、高温になる場所に放置しないようにしましょう。
強い衝撃を与えない:落下や圧迫などの強い衝撃を与えると、内部が損傷し発火の危険があります。
異常時は使用停止:本体が膨張したり、異常な発熱や異臭がしたりした場合は、すぐに使用を中止しましょう。
水濡れに注意:防水対応でない限り、水に濡らさないように注意しましょう。
長期保管時の注意:長期間使用しない場合は、50〜60%程度充電した状態で、涼しい場所に保管しましょう。
航空機への持ち込み
モバイルバッテリーは、航空機への持ち込みに制限があります。一般的に以下のルールが適用されます:
機内持ち込み手荷物のみ可能(預け入れ不可)
100Wh以下なら制限なし(約27,000mAh相当)
100Wh〜160Whは航空会社の許可が必要(約27,000mAh〜43,000mAh相当)
160Wh以上は持ち込み不可
航空機利用の際は、事前に利用する航空会社のルールを確認しておきましょう。
まとめ
モバイルバッテリーは、日常のスマホ利用はもちろん、災害時の備えとしても重要なアイテムです。容量、サイズ、機能など、自分の使用スタイルに合った製品を選ぶことが大切です。
日常使い:10,000mAh前後の中容量モデル
コンパクト重視:5,000mAh前後の軽量モデル
長期外出・災害対策:20,000mAh以上の大容量モデル
また、安全性の観点から必ずPSEマークが付いた製品を選び、正しい使い方を心がけましょう。
本記事で紹介した人気モバイルバッテリーを参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてください!