訪日外国人は短時間での意思決定をすることが多く、来店前にスマートフォンで情報収集を行います。特にGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール:GBP)は店舗選びの重要な接点であり、対策次第で来店数を大きく伸ばせます。
本記事では、実践的かつ再現性の高いインバウンド(訪日外国人)集客施策を、現場での経験とデータに基づいて分かりやすく解説します。エステサロンが短期間で効果を出すためのポイントと、導入後に継続して成果を出すための運用手順までを網羅します。
なぜインバウンド対策が今重要なのか
訪日客は旅行先での美容・リラクゼーションへの支出意欲が高く、特に都市部では単価の高いサービスにも関心を示します。加えて、来日前にGoogleマップで店舗をチェックする割合は高く、オンラインでの「見つかりやすさ」が店舗の収益に直結します。
データで見るインパクト
弊社の導入事例では、GBPのアクション(経路案内、通話、ウェブサイトクリック等)が1ヶ月で大幅に増加したケースが確認されています。これは、日々の情報更新や口コミの増加が検索評価に好影響を与えたためです(個別結果には差があります)。
インバウンド顧客は言語ニーズや決済手段が異なるため、対応力のある店舗は競合と差がつけられます。
ここから具体的な対策を段階的に説明します。
目標設定の重要性
まずは「どの国の旅行者」「どのサービスで」「どの程度の増加を目指すか」を数値で定めます。目標が明確なら、優先的に整備すべき箇所(多言語表記、決済、予約導線など)が見えてきます。
短期(1~3か月)と中長期(6か月以上)の指標を用意し、月次で評価を行いましょう。
目標は現場のキャパシティとも合わせて設定することが肝要です。
現場の声を活かす
スタッフが日々受ける質問や多言語でのやり取りの実態をヒアリングし、よくある質問と応答テンプレートを作成します。これにより接客品質を安定させ、口コミ評価の向上につなげられます。
次に、集客チャネルごとの施策に入ります。
Googleマップ(GBP)を起点にした集客戦略

Googleマップは検索行動の起点であり、ここでの露出が直接来店につながります。対策は「情報の正確性」「最新性」「口コミ管理」の3つが基本です。
情報を多言語で正確に整備する
営業時間、料金(範囲表記)、メニュー名や施術内容は英語をはじめ中国語、韓国語など対象地域に合わせて翻訳しましょう。自動翻訳をそのまま使うのではなく、簡潔で伝わりやすい表現に調整することが重要です。
英語以外の表記に不安がある場合は、外部の翻訳チェックや現地スタッフの確認を取り入れてください。
また、写真は屋内外の様子、施術イメージ、スタッフ写真を用意し、視覚で安心感を与えます。
毎日の投稿と構造化データの最適化
GBPの最新情報を定期的に投稿することでGoogleからの評価が高まりやすくなります。投稿はサービス紹介、季節のおすすめ、キャンペーン、顧客の声などをローテーションで更新します。
さらに、構造化データ(schema.orgなど)を整備して施設情報を正しく伝えることで、LLM検索やAIモードにも適切に情報が取り込まれやすくなります。
弊社のBMA MEO programでは、毎日投稿と構造化データの最適化を組み合わせて運用しています。
口コミの収集と管理
外国語での口コミを集めやすくする導線(QRコード、多言語案内)を用意しましょう。口コミが増えると検索上での信頼度が高まるだけでなく、予約率の向上にも寄与します。
ネガティブな声があった場合は迅速かつ丁寧に対応する体制を整えてください。対応の仕方も多言語テンプレートを用意しておくと安心です。
接客・メニュー・決済で差をつける
現場での体験が評価に直結するため、受け入れ体制の整備は不可欠です。予約から施術、アフターケアまでスムーズに行える導線を作りましょう。
分かりやすいメニュー設計
訪日客は短時間で選べる簡潔なメニューを好む傾向があります。英語表記の短い説明、所要時間、対象となる肌質・効果を明示すると選びやすくなります。
セットメニューや時間枠の明確化も有効です。
多言語対応の接客
常時多言語スタッフが用意できない場合は、接客フレーズ集や通訳アプリ、簡易な英語マニュアルを用意します。写真や動画で施術の流れを示すと安心感が増します。
また、税や領収書、免税対応に関する説明も事前に用意しておくとトラブルが減ります。
決済手段の拡充
訪日客はカード、電子決済、プリペイド等を利用するため、主要な多国籍カードやQRコード決済の導入を検討してください。支払いがスムーズだと顧客満足度が上がります。
次に、集客を加速するための外部連携について説明します。
外部チャネルとパートナーシップ活用
宿泊施設、観光案内所、旅行会社、インフルエンサーなどとの連携で集客の幅を広げられます。特に旅行者向けの情報サイトやSNSでの露出は相乗効果が高いです。
ホテルや旅館との連携
近隣の宿泊施設と連携して割引や送迎を提供することで、集客ルートを増やせます。外国語での案内チラシを常備してもらうと効果的です。
民泊やホステルと短期的なタイアップを組むのも有効です。
SNSと口コミマーケティング
InstagramやWeChat、LINEなど訪日外国人が使用するSNSに合わせた投稿とハッシュタグ設計で認知を拡大します。スタッフの短い動画やビフォーアフターの写真は効果が高いです。
口コミを促進するためのインセンティブ(次回割引など)も検討してください。
OTAや観光サイトの活用
オンライン旅行代理店(OTA)や地域の観光情報サイトにサービスを掲載することで、旅行者の目に留まりやすくなります。掲載内容はGBPと整合させることが重要です。
最後に運用と効果測定の方法を解説します。
運用体制と効果測定

継続的に成果を出すためには、運用ルールと測定指標を決め、定期的に改善を行うPDCAが欠かせません。
運用体制の整備
投稿の担当者、口コミ対応の担当者、予約管理の担当者を明確にし、サイクルごとのマニュアルを作成します。外部に代行を依頼する場合は、業務範囲と報告頻度を明確にしてください。
弊社は初期設定から日々のGBP更新、レポーティングまでワンストップでサポートしていますが、店舗の方針に合わせた柔軟な運用設計を大切にしています。
KPIとレポーティング
検索数、表示回数、アクション数(経路・通話・サイト)、予約転換率を月次で確認し、改善策を施します。データに基づく改善が安定的な集客につながります。
月次レポートは社内共有し、現場の改善施策につなげてください。
長期的なブランド形成
継続的に価値ある情報を発信し、口コミと評価を育てることが長期的な差別化になります。短期的な広告投資と組み合わせることでROIを最大化しましょう。
弊社のBMA MEO programは、こうした運用をサポートし、店舗様が接客に集中できる環境づくりを支援します(詳細・見積もりはお問い合わせください)。
まとめ
訪日外国人集客は、オンライン(GBPやSNS)とオフライン(接客・決済・パートナー連携)の両面で整備することで成果が出ます。まずはターゲットを明確にし、GBPの多言語化・毎日の更新・口コミ収集の仕組み化から取り組むことをおすすめします。
短期的な改善で来店増を狙い、運用を回していくことで中長期的な信頼と収益の向上が期待できます。導入や運用に不安があれば、弊社のような実務経験のあるパートナーにご相談ください。
この記事が、あなたのサロンのインバウンド対応の第一歩になることを願っています。
