ヘアミルクは、髪に潤いと栄養を与える洗い流さないタイプのトリートメントです。乳液状のテクスチャーが特徴で、水分と油分をバランスよく含んでいるため、髪の内部に浸透して保湿しながら、表面をコーティングして保護する効果があります。
ヘアオイルよりも軽い使用感で、べたつきを抑えながらもしっとりとした質感に仕上げることができるアイテムです。
ヘアミルクの主な効果
保湿効果:乾燥によるパサつきを防ぎ、しっとりとした髪に導きます
ダメージケア:髪の内部まで浸透して補修し、健やかな髪質へと導きます
スタイリング効果:髪のまとまりを良くし、扱いやすい髪に整えます
熱ダメージからの保護:ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守ります
UV対策:一部の製品は紫外線からも髪を保護する成分が配合されています
ヘアオイルとの違い
ヘアミルクとヘアオイルは似たような役割を持ちますが、以下のような違いがあります:
テクスチャー:ヘアミルクは乳液状で水分を多く含み、ヘアオイルは油分主体
使用感:ヘアミルクは軽くサラッとした付け心地、ヘアオイルはしっとりとした質感
効果の違い:ヘアミルクは保湿と軽いスタイリング、ヘアオイルは重めのスタイリングと強い保護効果
向いている髪質:ヘアミルクは幅広い髪質に、ヘアオイルは特に乾燥が気になる髪に向いています
ヘアミルクの選び方
髪質別に選ぶ
細く柔らかい髪(猫っ毛)の方
軽めのテクスチャーで、ハリやコシを与える成分が配合されたタイプがおすすめです。加水分解ケラチンやヘマチンなどが含まれる製品を選ぶと、ボリューム感が出にくい髪にも適度なハリが生まれます。
普通の髪の方
バランスの取れた保湿力と補修力を持つヘアミルクがおすすめです。適度にまとまりながらも自然な動きを楽しめる製品を選ぶと良いでしょう。
硬くて太い髪、剛毛の方
しっとりタイプの保湿力が高いヘアミルクがおすすめです。シリコン配合のものを選ぶと、髪の1本1本をコーティングしてまとまりやすくなります。
髪の悩み別に選ぶ
パサつき・広がりが気になる方
保湿成分が豊富に配合されたヘアミルクを選びましょう。セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分が含まれる製品が効果的です。
ダメージヘアの方
補修成分を多く含むヘアミルクがおすすめです。18-MEA誘導体やケラチン、コラーゲンなどが配合された製品を選ぶと、傷んだ髪を内側から修復してくれます。
スタイリングを重視する方
適度なホールド力があり、髪の動きや束感を演出できるヘアミルクを選びましょう。ポリマーやワックス成分が含まれるものが効果的です。
使用タイミングで選ぶ
ドライヤー前の熱保護タイプ
タオルドライ後の濡れた髪に使用し、熱から髪を守りながら乾かすタイプです。ヒートプロテクト成分が含まれているものを選びましょう。
スタイリング用(乾いた髪用)
セット力がありながらも自然な仕上がりになるタイプです。軽い質感でベタつかないものが使いやすいでしょう。
2WAYタイプ
濡れた髪にも乾いた髪にも使えるタイプで、状況に応じて使い分けられる便利なヘアミルクです。
ヘアミルクおすすめ人気ランキングTOP10
1位:ミルボン エルジューダ エマルジョン+
プロフェッショナル向けヘアケアブランド「ミルボン」の人気商品。硬く太い髪もやわらかく、扱いやすい状態に整えます。バオバブエキスとケラチン成分(CMADK)が髪内部まで浸透し、高い保湿効果を発揮。ダメージによる広がりを抑え、しっとりなめらかな髪質に導きます。甘く上品な香りも人気の理由です。
こんな方におすすめ
普通〜太めの髪質の方
髪のまとまりが悪く、広がりやすい方
しっとりとした質感の仕上がりを求める方
2位:ナプラ N. ポリッシュオイル
サロン専売品として美容師からも高い評価を得ているナプラのN.(エヌドット)ポリッシュオイル。シアバターなどの天然由来成分だけで作られたマルチユースなオイル系スタイリング剤です。スタイリングの仕上げに使うと、髪にウェットな質感とツヤを与え、一日中キープします。マンダリンオレンジ&ベルガモットの柑橘系の香りも人気です。
こんな方におすすめ
ウェット感のあるスタイリングがお好みの方
髪の広がりやパサつきが気になる方
髪だけでなく肌にも使える製品をお探しの方
3位:柳屋 あんず油 髪と手肌のしっとりミルク
アプリコット由来の保水成分をバランスよく配合した、髪と手肌の両方に使えるマルチなヘアミルクです。保護成分セラミド配合で、乾燥して広がる髪もなめらかな質感に落ち着きます。べたつかずしっとりとした使用感と、ほのかなあんずの香りも魅力です。プチプラながら高い保湿効果を発揮します。
こんな方におすすめ
髪と手肌の両方のケアをしたい方
自然派コスメが好みの方
コストパフォーマンスを重視する方
4位:NALOW(ナロウ)スムースヘアミルク
LDK調査でベストバイに選ばれた実力派ヘアミルク。軽いテクスチャーながら、しっかりとした保湿効果を発揮します。ダメージを受けた髪をなめらかに整え、指通りの良い髪に導きます。清潔感のある香りも好評で、男女問わず使いやすいアイテムです。
こんな方におすすめ
べたつかない軽い使用感を求める方
ダメージケアと同時にスタイリングもしたい方
清潔感のある香りが好みの方
5位:ORBIS(オルビス)エッセンスインヘアミルク
保湿成分たっぷりのヘアミルクで、髪の内部から潤いを与えます。ノンシリコンでも、しっとりまとまる仕上がりが特徴。特に、カラーリングやパーマによるダメージヘアに効果的で、パサつきを抑えてツヤのある髪に導きます。ドラッグストアでも入手しやすく、リピーターの多い人気商品です。
こんな方におすすめ
ノンシリコン処方にこだわる方
カラーリングやパーマによるダメージが気になる方
手に入れやすい価格帯の商品を探している方
6位:フローラノーティス ジルスチュアート リペアスムースヘアミルク
人気コスメブランド「ジルスチュアート」のヘアケアシリーズから登場したヘアミルク。繊細で上品な香りが特徴で、使うたびに気分も上がります。キューティクルを保護し、毛髪内部まで浸透する成分配合で、しっとりとまとまるツヤ髪に仕上げます。パッケージもかわいらしく、女性へのギフトにも喜ばれます。
こんな方におすすめ
上品で女性らしい香りが好みの方
ギフトにも使えるパッケージの商品を探している方
しっとりとしたツヤ髪を目指す方
7位:ラサーナ 海藻 ヘアエッセンス
海藻由来の保湿成分を贅沢に配合したヘアミルク。朝のパサつく髪を柔らかく滑らかにまとめます。軽い使用感でべたつかないのに、パサつきをしっかり抑えられると評判です。フローラル&フルーティーの香りも清潔感があり好評です。
こんな方におすすめ
朝のヘアスタイリングに時間をかけたくない方
海藻由来の自然派成分を好む方
軽い付け心地でパサつきをケアしたい方
8位:ルシードエル #質感再整ヘアミルク
手頃な価格ながら高品質なドラッグストアブランドとして人気のルシードエル。このヘアミルクは、ダメージによる髪の質感の乱れを整え、なめらかなツヤ髪に導きます。ミルクの中にビタミンカプセルが入っており、つける際に弾けてキューティクルを保護します。ほのかなフルーティフローラルの香りも人気です。
こんな方におすすめ
プチプラでも効果の高い商品を求める方
ダメージによる広がりが気になる方
香りも楽しみたい方
9位:by TREES うるモイストウォーターストレージエマルジョン
潤い成分が配合されたビタミンカプセルが特徴的なヘアミルク。キューティクルを保護し、毛髪内部まで浸透することで、乾燥を防ぎます。ヘアオイルよりも軽いテクスチャーでベタつかず、髪をするんとまとめてくれるとSNSでも話題に。ウッディーな香りが翌日も続くと好評です。
こんな方におすすめ
ビタミンなど美容成分を重視する方
軽い使用感だけどしっかり保湿したい方
ウッディな香りが好みの方
10位:ビオリス ボタニカルコンセントレートヘアミルク
植物由来成分を豊富に配合した自然派ヘアミルク。サラッとした使用感ながら、しっかりと髪の内部まで浸透して潤いを与えます。適度なスタイリング効果もあり、ナチュラルなヘアスタイルを演出できます。さわやかなボタニカル系の香りも人気の理由です。
こんな方におすすめ
植物由来成分を重視する方
ナチュラルなスタイリングを好む方
リーズナブルな価格で品質の良い商品を探している方
ヘアミルクの効果的な使い方
ドライヤー前の熱保護として
シャンプー後、タオルドライで余分な水分を取り除きます
髪の長さに合わせて適量のヘアミルクを手に取ります
ショートヘア:1〜2プッシュ
ミディアムヘア:2〜3プッシュ
ロングヘア:3〜4プッシュ
手のひらでよく伸ばし、毛先から中間部分を中心になじませます
特に傷みが気になる部分は重点的に塗布します
その後、ドライヤーで乾かします(根元から乾かすのがポイント)
スタイリング剤として(乾いた髪に)
乾いた髪に少量のヘアミルクを手に取ります
手のひらでよく伸ばし、毛先から中間部分を中心に塗布します
根元につけると重くなりやすいので、毛先を中心に整えます
束感を出したい場合は、毛先をつまむようにスタイリングします
ヘアミルクとヘアオイルの併用方法
より効果的なヘアケアを目指す場合は、ヘアミルクとヘアオイルを併用するのもおすすめです。
まず、タオルドライした髪にヘアミルクを塗布します
ドライヤーで髪を乾かします
仕上げに少量のヘアオイルを手に取り、毛先を中心に塗布します
この順番で使うことで、内側から潤いを与えつつ、表面をコーティングして保護できます
ヘアミルクに関するよくある質問
Q: ヘアミルクは毎日使っても大丈夫ですか?
A: はい、ほとんどのヘアミルクは毎日使用できるよう設計されています。ただし、髪質や製品によっては、使用頻度を調整した方が良い場合もあります。髪がベタついたり重くなりすぎたりする場合は、使用量や頻度を減らしてみましょう。
Q: ヘアミルクはいつ使うのが最適ですか?
A: 多くのヘアミルクはシャンプー後のタオルドライした髪に使用するのが最適です。熱保護効果のあるタイプはドライヤー前に、スタイリング効果を重視するタイプは乾いた髪に使うのがおすすめです。製品の説明書を確認して、最適な使用タイミングを把握しましょう。
Q: ヘアミルクをつけすぎた場合はどうすればいいですか?
A: ヘアミルクをつけすぎて髪がベタついた場合は、以下の方法で対処できます。
清潔なタオルで軽く押さえるように拭き取る
ドライシャンプーを少量使用して余分な油分を吸収させる
最後の手段として、軽く髪を洗い直す
Q: ヘアミルクとリーブインコンディショナーの違いは何ですか?
A: 基本的な役割は似ていますが、リーブインコンディショナーは主に保湿と保護を目的としており、ヘアミルクはそれらに加えてスタイリング効果も持っていることが多いです。また、テクスチャーもリーブインコンディショナーの方がさらっとしていることが多いです。
まとめ
ヘアミルクは髪の内部から潤いを与え、外側をコーティングして保護する万能なヘアケアアイテムです。髪質や悩み、好みの仕上がりに合わせて選ぶことで、より効果的に使用できます。
今回ご紹介したランキングを参考に、ぜひ自分にぴったりのヘアミルクを見つけて、日々のヘアケアを充実させてください。正しい使い方で、しっとりツヤやかな美髪を手に入れましょう!